治療の実感
AGA治療をうける患者さんにとって、「いつごろ」「どんな改善があるか」には大きな興味があると思います。
半年程度はあせらず経過を見守る必要がありますが、早ければ3カ月くらいで変化に気がつく方がいます。
- 抜け毛が減った
- 髪の毛の本数が増えた気はしないけれど、1本、1本の毛の太さ、弾力が強くなった
- 毛が頭皮の地肌に寝そべるのではなく、起き上がった感じになった
という変化です。
ピンポイントで「ここが増えた」というのは感じにくくても、全体の盛り上がり、髪の毛の存在感が増す感じです。
パンケーキが焼かれて「ふっくら」してくるようなイメージかもしれません。
特にビフォーアフターを自分で記録している方は変化を実感しやすいようです。
「横ばい」になってもモチベは下がらない
治療を続けていくと、おおよそ2年程度で改善は頭打ちになり、「安定状態」になることが多いのですが、思ったよりも患者さんのモチベーションは下がらないようです。
個人差はありますが、効果を体感している方が多く、以前の状態には戻りたくないと考える方が多いようです。
「安心感」という価値
多くの方に受け入れられているオーソドックスな発毛治療を受けているという安心感があるのか、デュタステリドの処方は堅調です。
納得しつつフェードアウトしたり、転勤等で疎遠になっていく方はいますが、患者数は底堅く推移しています。
「今日は180日分です。また半年後」
といった感じで、年に2回ほど来られる患者さんと和やかに会話するのが日々の楽しみです。